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「ちゃり鉄23号」終了(中止)報告

お知らせ

3月20日(水)~4月2日(火)の日程で、「ちゃり鉄23号」の旅に出ていましたが、車体トラブル、カメラトラブルが重なり、3月23日(土)に予定を切り上げて中止することになりました。今回取材できた路線は以下のとおりです。

  • 私鉄路線:銚子電鉄鉄道線
  • 廃線等:九十九里鉄道鉄道線

走行距離も僅か127.8㎞。実質的には1日の行程で終了となってしまいました。

銚子駅からの走行開始後、僅か2.5㎞弱の銚子電鉄本銚子駅手前の登りで、突然、後輪から大きな破断音がしてスポークが破断。その前にリアディレイラーの異常を感じていたので、一瞬、リアディレイラーが壊れたかと感じたくらいの機械的な破壊音が響きました。

これによって後輪が歪み、元々クリアランスの少ないチェーンステー部分にタイヤの外周がこすれるようになりました。フレ取りを試みるもホイールがエアロスポークで組まれたものだったため、あまり調整の余地もなく。

結局、こすれが僅かだったので様子見をしつつ銚子電鉄の沿線は走り切り、銚子市街地に戻りましたが、2件ほど立ち寄った自転車屋さんのいずれでも修理不可との判定。

この日はこのまま波崎海岸を回って予定通り君ヶ浜しおさい公園まで辿り着きましたが、翌日、2日目の行程に入ってからもリアディレイラーの不調が続き、むしろ酷くなる状況。具体的には、坂道でトルクが掛かった時に、変速機が位置ずれを起こしてしまい、ギアが滑ったり噛み合わなかったりする状況となりました。踏み込んでいる時に発生するのでバランスを崩しますし、ディレイラーそのものが破壊される懸念も生じていました。

トルクがかからなければ普通に変速するので一先ず先に進みましたが、九十九里鉄道の廃線跡に入った段階で、ロー側ギアとスポークとの間にチェーン落ちするようになりました。こうなると後輪がロックされるので極めて危険です。

その場で応急処置をしても、5分ほどで現象再現。

高速走行時にロックが起こると事故につながることもあり、残念ですが東金駅に到着した段階で「ちゃり鉄」の旅は中止し、以降、乗り鉄の旅に切り替えることとしました。

この日は上総亀山駅まで移動して駅寝。

3日目は房総半島を一周して小湊鉄道やいすみ鉄道の沿線に入る予定でしたが、内房線を館山駅まで進んだ段階で、今度は、デジタル一眼レフが接点不良のエラーを起こして撮影不可能に。昨年11月~12月の「ちゃり鉄21号」でカメラを落下させたことがあったので、その際のひずみが影響したのかもしれません。

この段階で旅そのものを中止する決断をし、館山から東京駅に引き返し、新幹線と在来線特急を乗り継いで夕方に自宅に戻ることとなりました。

今回のトラブルによって現在使用している自転車、カメラ共に使用不可となったことや、買い替え・修理が必要となったことから、次回5月~6月に実施予定だった「ちゃり鉄24号」、7月~8月に実施予定だった「ちゃり鉄25号」も中止。カメラの修理と自転車の買い替えを済ませた後、再開する予定です。

機材の不具合はこの他、GPS端末にも及んでおり、全てを同時に買い替えると100万円近くの出費となります。それをポンと準備する余裕はないので、まずは自転車の買い替えに焦点を当てることとしました。

30年近くの自転車旅の経験の中で、スポーク折れは初めて遭遇しましたが、ここ2回の「ちゃり鉄」の旅で発生していた変速不良と合わせて、「部品寿命」を考える良い機会となりました。

ルート図:ちゃり鉄23号全図
ルート図:ちゃり鉄23号全図
断面図:ちゃり鉄23号全図
断面図:ちゃり鉄23号全図
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