上総川間駅:小湊鐵道|旅情駅探訪記

長閑な田園風景の中に佇む上総川間駅
旅情駅探訪記
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上総川間駅:旅情駅探訪記

初訪問 ~2016年7月(ちゃり鉄3号)~

千葉県の房総丘陵を走る小湊鐵道は、長閑な田園や里山の風景の中を行く、単線非電化の私鉄である。

東京湾岸の五井から、房総半島中程の上総中野までを結んでおり、上総中野ではいすみ鉄道に接続して、太平洋岸の大原に至る。

社名の由来は太平洋岸にある「小湊」の地名にあり、五井から大多喜を経て、小湊に至る鉄道として、大正時代の鉄道敷設法によって計画されたものである。同じく、鉄道敷設法では、木更津から久留里、大多喜を経て、大原に至る鉄道も計画され、一部が、JR久留里線、いすみ鉄道として営業されている。いすみ鉄道は、元々は、国鉄木原線であり、木更津の「木」と大原の「原」に由来する路線名であった。

結局、計画が実現することなく、小湊鐵道といすみ鉄道が上総中野で接続しただけで、久留里線に至っては盲腸線のまま、延伸の見込みもなくなったわけだが、いずれの路線も、単線非電化で、東京近郊とは思えない、長閑な風景の中を走っている。

上総川間駅は、そんな小湊鉄道沿線にある、里の旅情駅である。

開業は、1953年4月1日。1面1線の棒線駅だ。

小湊鐵道の第一期路線である五井~里見間が開通したのは、1925年3月7日であるから、駅の開業は、路線の開業から28年後のことである。

水田風景に溶け込むような上総川間駅
水田風景に溶け込むような上総川間駅

駅は、国道や県道からも離れた水田地帯に、風景に溶け込むように佇んでいる。

駅周辺には民家が点在するものの、駅前は、農道のような道が通じるだけで、長閑な風景が心地よい。

ホーム上にある簡易な待合室が駅舎であり、植え込みに埋もれるような木製の駅名標も味わいがある。

ホームの植え込みに埋もれるような味わいのある駅名標
ホームの植え込みに埋もれるような味わいのある駅名標

ちゃり鉄3号で訪れたこの日は、夏空が爽やかで、駅や水田の緑と、空の青のコントラストが印象的だった。

ちゃり鉄3号では、小湊鉄道、いすみ鉄道、JR久留里線の全線と、これらの路線とともに計画されていた未開通区間を走った。ちゃり鉄ならではの旅路だ。

上総川間駅は、旅程の都合上、10分ほどの停車で出発することになったが、次に訪問する時は、駅前野宿の一夜を過ごそうと思う。

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上総川間駅:旅情駅ギャラリー

2016年7月撮影(ちゃり鉄3号)

農道のような道が駅に通じるアクセス路
農道のような道が駅に通じるアクセス路
ホーム上の上屋が絵画のフレームのような上総川間駅
ホーム上の上屋が絵画のフレームのような上総川間駅
植え込みや水田の緑と空の青さのコントラストが印象的
植え込みや水田の緑と空の青さのコントラストが印象的
ホーム上にある小さな待合室
ホーム上にある小さな待合室
上総川間駅の全景と上総中野方面の風景
上総川間駅の全景と上総中野方面の風景
上総川間駅の全景と五井方面の風景
上総川間駅の全景と五井方面の風景

上総川間駅:地図画像

国土地理院地図画像

地形図:上総川間駅付近
地形図:上総川間駅付近

空撮画像

空撮画像:上総川間駅付近
空撮画像:上総川間駅付近
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